爬虫類やその他の革

■ワニ革■
爬虫類の革は、その希少性と独特の模様からなるエキゾチックな雰囲気で人気があります。
その中でもワニ革は美しい鱗模様で人気があり最高級の素材です。
ワニ革はその種類により「クロコダイル」「アリゲーター」「カイマン」分かれ、クロコダイルは鱗の大きさにより「スモールクロコ」と「ラージクロコ」とがあり、鱗がきれいに揃ったスモールクロコは最高級品とされています。
また、ワニの肚の鱗模様を活かすため背中部分を割いたものを「肚ワニ」、背中の鱗模様を活かすため肚部分を割いたものを「背ワニ」と呼び、近年では、肚ワニが主流となっています。


財布

■ヘビ革■
皮革製品に使用されるヘビは、全身に美しい斑紋があり大型の錦ヘビ(パイソン)が主流ですが、ほかにウミヘビ、ミズヘビなどがあります。
中でも全身にダイヤモンド型の斑紋が連続的に並んでいる「ダイヤモンドパイソン」はヘビ革の中で最上級のものとされ、10cm単位で売られています。
また、ダイヤモンドパイソンに比べやや小型の、石垣のような斑紋を持つ「モラレスパイソン」もヘビ革もよく使われます。
そのほかにもコブラなどのヘビ革が皮革製品として使われています。



■トカゲ革■
爬虫類の中では、ポピュラーな革でワニ革より幅広く使われ、種類はリング,アグラ,ベンガルオーバル等があります。
ワニ革同様その種類により鱗の模様や価値が異なり、背中に輪状及び点状の斑紋が並んでいる“リングマークトカゲ”は、皮革製品用のトカゲとしては最大で最上級のものとされています。

財布

■サメ革■
美しい小じわと優れた耐摩擦性が特徴の革です。
シャークスキンと呼ばれる。



■カメ革■
ワニ革に似た鱗模様が重視されています。
皮質は丈夫。
原皮の生産地は中南米のメキシコ



■ダチョウ(オーストリッチ)■
オーストリッチの革は、羽根を抜いた痕が丸く突起しており、これが趣のある自然の模様となっています。
希少であることと、強靭性を持つ皮革素材として人気があります。
以前は野生動物の保護政策などから取引が制限されておりましたが、最近では飼育農場ができ、安定的に供給されるようになって来ました。


財布